【バブル・氷河期・ゆとり・Z世代】5つの物差しで比べたら、1位が次々に入れ替わった



「人の気持ちを読む力がいちばん高くなるのは、48歳ごろ」。頭の良さには、若いほど高いものと、年を取るほど高くなるものがあります。

この動画では、Z世代・ゆとり世代・氷河期世代・バブル世代の頭を、頭の回転の速さ・数字の力・IQ・人の気持ちを読む力・言葉の力の5つの物差しで比べました。今の年齢で比べると、総合1位は氷河期世代。ところが、同じ年齢のときで比べると、数学と数字の力ではZ世代がいちばん上でした。

世代どうしの差は、数点から十数点。頭の差を作るのは、何年に生まれたかより、今の年齢と、そこからの頭の使い方です。

あなたは、5つの物差しのうち、どれで1位を取れそうですか。よかったらコメント欄で、世代と一緒に教えてください。

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▼目次
00:00 プロローグ:48歳の山
00:55 第1章:頭の回転の速さ
03:23 第2章:数字の力
05:43 第3章:IQの山
08:42 第4章:人の気持ちを読む力
10:33 第5章:言葉の力
12:33 第6章:総合
13:24 第7章:同じ年齢で比べたら
16:06 第8章:4つの世代の、頭の使い方
17:57 エピローグ:50歳の弟子入り

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▼参考文献

[1] OECD (2024) “Do Adults Have the Skills They Need to Thrive in a Changing World? Survey of Adult Skills 2023” /国立教育政策研究所(2024)「OECD国際成人力調査(PIAAC)第2回調査 結果のポイント」
 31の国と地域・日本 5,165人(2022〜23年)。日本の16〜24歳は数的思考力 298点で参加国中1位。日本の年齢層別の数的思考力:16〜24歳 298・25〜34歳 301・35〜44歳 299・45〜54歳 287・55〜65歳 268点。

[2] Hartshorne, J. K., & Germine, L. T. (2015) “When does cognitive functioning peak? The asynchronous rise and fall of different cognitive abilities across the life span” Psychological Science 26(4), 433–443
 ネットの参加者 約4万8千人と知能検査の資料。記号を数字に置き換える速さは18〜19歳ごろ、目元だけの写真から気持ちを読む力は48歳ごろ(40〜60歳はほぼ平ら)、知っている言葉の数は65歳ごろが山。言葉の山は、1995年の知能検査の資料では50歳ごろだった。

[3] OECD (2007) “PISA 2006: Science Competencies for Tomorrow’s World” /国立教育政策研究所 編(2007)『生きるための知識と技能3』
 2006年の15歳の読解力は、OECD加盟国(30か国)の中で12位。

[4] 国立教育政策研究所 編(2013)『成人スキルの国際比較 OECD国際成人力調査(PIAAC)報告書』
 第1回(2011〜12年)。日本の16〜24歳は読解力 299点で1位(2位のフィンランドとの差は統計的に有意でない)、数的思考力 283点で3位。

[5] 文部科学省・国立教育政策研究所(2023)「OECD生徒の学習到達度調査 PISA2022のポイント」
 15歳の読解力の日本の順位(OECD加盟国の中):2000年 8位・2003年 12位・2006年 12位・2009年 5位・2012年 1位。

[6] Bratsberg, B., & Rogeberg, O. (2018) “Flynn effect and its reversal are both environmentally caused” Proceedings of the National Academy of Sciences 115(26), 6674–6678
 ノルウェーの徴兵検査(18歳ごろの男性・1962〜91年生まれ)。1975年生まれごろまで、生まれ年が1年遅いごとに約0.2点ずつ上がり、そのあと約0.3点ずつ下がった。同じ親の兄と弟で比べても同じ形だった。

[7] OECD (2024) “Survey of Adults Skills 2023: Japan”(国別の要約)
 同じ生まれ年の人の読解力を2011〜12年と2022〜23年で比べると:1989〜96年生まれ +7(有意な差ではない)・1979〜88年生まれ −8・1969〜78年生まれ −19・1958〜68年生まれ −29点。

[8] IEA (2024) “TIMSS 2023 International Results in Mathematics and Science”(国際数学・理科教育動向調査)
 中学2年の数学の日本の平均点(同じ物差し):1995年 581・1999年 579・2003年 570・2007年 570・2011年 570・2015年 586・2019年 594・2023年 595点。

[9] IEA 第2回国際数学教育調査(SIMS・1980〜82年)
 1981年、日本の中学1年の数学は20の国と地域の中で1位。

[10] 文部科学省「中学校学習指導要領」(平成10年告示・平成20年告示)
 中学校3年間の数学の標準授業時数:315時間(2002年度から)→ 385時間(2012年度から)。

[11] 厚生労働省「教育訓練給付制度」(2026年10月時点)
 専門実践教育訓練給付金:受講料の50%。資格を取って就職などで70%、さらに賃金が5%以上上がると80%(年間上限64万円)。雇用保険の加入期間などの条件があります。対象の講座は厚生労働省の「教育訓練給付制度 検索システム」で調べられます。

[12] Park, D. C., et al. (2014) “The impact of sustained engagement on cognitive function in older adults: The Synapse Project” Psychological Science 25(1), 103–112
 アメリカの60〜90歳 221人・3か月。デジタル写真やキルトを週に約15時間習った組は記憶の点が上がり、人と会うだけの組(おしゃべりの会など)は上がらなかった。

[13] 伊能忠敬について(伊能忠敬記念館などの資料)
 49歳で家業を譲って隠居し、翌年に江戸で19歳年下の天文学者・高橋至時に入門。55歳から日本の沿岸の測量を始め、17年続けた。亡くなった3年後の1821年、弟子たちが「大日本沿海輿地全図」を完成させた。

※世代は「その世代のまん中の人」1人の年齢で代表させました(Z世代 2001年・ゆとり世代 1991年・氷河期世代 1976年・バブル世代 1967年生まれ)。
※第1・4・5章は、アメリカのネットの参加者の、同じ時点での年齢の比べです。第2章の年齢層別の点は、16〜24・25〜34・45〜54・55〜65歳をそれぞれの世代の席に当てました。第2回の国際成人力調査はタブレットだけで答えています。
※第3章はノルウェーの男性の記録で、日本の世代に当てはめたのは生まれ年での置き換えです。日本には、同じ知能検査で何十年も測った記録は見つかりませんでした。「同じ生まれ年の11年後」は、同じ人ではなく、同じ生まれ年の集団の比べです。
※PISA の順位は OECD 加盟国の中の順位で、年ごとに参加国の数が違います。
※第6章の総合は、1位の数で決め、同じ数なら5つの物差しの順位の平均で並べました(Z世代のIQの行は記録がないので除いています)。
※第7章の中学2年の数学は、1995年の中学2年が1980〜81年生まれ、2003〜2011年が1988〜97年生まれ、2015年が2000〜01年生まれです。1981年の調査は TIMSS と物差しが違うので、点では比べていません。授業時数は事実として並べたもので、点の差の原因とは言えません。「1日で江戸時代の1年分の情報に触れる」という話は、出どころの研究が見つかりませんでした。
※どれも平均の傾向で、一人ひとりに当てはまるとは限りません。

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▼夜ふかし解剖室
ずっと不思議だった小さな「なぜ」を、論文や研究をもとに、ひとつずつ解剖していきます。
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#頭がいい人 #氷河期世代 #ゆとり世代 #Z世代 #雑学

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8 Comments

  1. 面白かったら、コメント欄を右にスワイプしてハイプで応援してもらえると、とても励みになります。

    今の年齢で比べるか、同じ年齢のときで比べるか。あなたは、どの世代がいちばん頭がいいと思いますか。自分の世代と一緒に、短い一言でも大歓迎です。

  2. Z世代の初期の方はこの頃の受験競争が一番厳しい時代で頭は良かったように思う。
    しかし、会社が教育をしなかったり、大事な仕事を任せていないから社会に出てからあまり伸びていない。

  3. やっと入れた会社で上からは蔑まれ、偉くなってきたと思いきや、今度は世の中舐めたZ世代の部下に気を使わせられる最悪の世代

  4. 結論としては、人は死ぬまで勉強しないといけないんですよ。
    生物の身体は使わない不要な細胞は除去します。
    ISSから帰ってきた人が歩けなくてリハビリが必要だったり、脳の三分の一を失っても残った脳で日常生活ができたりするので、使い続ける事が重要ですよ

  5. 興味深い話をありがとうございました。このチャンネル、5千人しか登録していないなんて勿体無いですね。

    一つお願いがあります。それぞれの調査の結果が何年にどういう機関から発表されたのか、画面の端にでも表示するか、概要欄にリンクを貼るなどしてください。ぐっと信頼性が増すと思います。

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